4/22を「アースデイ」とし、私たちが向き合うべき環境問題やSDGsの取り組みについて、知り、考え、行動を起こす一日として、世界175カ国が参加する地球規模のフェスティバルが催される。その「アースデイ」に先駆け、4/17〜18に代々木公園で「アースデイ東京2022」が開催された。
オープンセレモニーには市川海老蔵氏も登場
メインステージでは、歌舞伎役者の市川海老蔵氏やシンガーソングライターの加藤登紀子氏らを招いたオープニングセレモニーが行われた。市川海老蔵氏はNPO法人Earth&Humanの代表理事として自身の植樹活動について熱心に語り、また同時間にZ世代の活動家たちによる気候変動アクション『旅するClimate Clock』の出発式も行われ、その立会人としてエールを送った。オープニングセレモニー後は終日アーティストによる生演奏が会場を賑わした。
「アースデイ東京2022」SDGsに関わる100以上のブースが集結
「アースデイ東京2022」では、環境問題に強い意識をもったアーティストや活動団体が集結。100以上の出店ブースが場を埋め、オリジナルグッズやワークショップなど、それぞれの形で環境問題に対する思いをアプローチした。
入場ゲート近く、スタイリッシュなブースは有名ファッションブランド「ラルフローレン」。「DESIGN THE CHANGE」というメッセージを掲げ、より持続可能な商品の製造や、環境配慮のための取り組みを「デザイン」いう言葉で表現。展示されているサステナブルなポロシャツ「Earth Polo」には、1枚につき約12本のプラスチックペットボトルが使用されている。
その他のブースでも、海の廃材を使ったコースターや「みつろう」を使ったラップの販売など、プラスチックゴミを減らそうという訴求も多く見られた。
家族連れにはワークショップやフードが人気
行列していたのは、オーガニックわたあめのキッチンカー。独自製法により、有機メープル、有機黒糖、天
然ココナッツ等の自然素材を使ってわたあめを作れる。棒までも食べられるためゴミが一切出ない。
子供たちで賑わうシルバーリングのワークショップでは、「槌目」という伝統技法を手軽に体験できる。
禅の価値観と実践を体験できるというユニークなブースも。 ミニマリズムに結び付く禅はエコとも相性がよいようだ。
レジャーがてら環境を考えるきっかけに
5月まで「アースデイ2022」の取り組みが続く。故C.W.ニコル氏(アースデイの名誉実行委員長)の想いを紡ぐプロジェクト「C.W.ニコル展」が伊勢丹新宿店とGREENSPRINGSアトリウムにて開催。伊勢丹新宿店では4/13〜4/26まで、GREENSPRINGSアトリウムでは5/18〜5/26まで開催される。
またアースデイ当日となる4/22には、市川海老蔵氏とのコラボによる「アースデイアクション」や「待ったなし!気候危機の市民会議」が銀座三越にて開催。4/24は「ファッションレボリューションデイ」として、若者の街・渋谷と原宿にて「サステナブルファッションウィーク2022」が行われる。渋谷では宮下公園にて4/23〜24、原宿エリアでは4/15〜5/10まで。その他、盛りだくさんな企画が5月末にかけて目白押しだ。
詳しくは「アースデイ東京」の公式HPで最新情報を。https://www.earthday-tokyo.org/