画像:「共同参画」2022年1月号/内閣府男女共同参画局 ©池田理代子プロダクション
画像:「共同参画」2022年1月号/内閣府男女共同参画局 ©池田理代子プロダクショ:

『ベルばら』のオスカルが「ジェンダー革命」宣言 政府広報誌「共同参画」の表紙に

内閣府の男女共同参画局が発行している広報誌「共同参画」の2022年1月号で漫画『ベルサイユのばら』の主人公、オスカルが表紙を飾った。作者の池田理代子さんもインタビューに登場し、男女共同参画への思いを語っている。

男性と対等の女性の姿を描く『ベルサイユのばら』を再び

共同参画はA4判16ページの冊子で、毎月10日に発行。「男女共同参画の総合誌」として男女共同参画社会の実現に向けた政府の施策や、ダイバーシティやジェンダーに関する課題解決に取り組む団体や企業の活動などを紹介している。

2022年1月号では、連載開始から50周年を迎える『ベルサイユのばら』の主人公、オスカルを採用。フランス革命をイメージに、クランスの国旗を持つオスカルが力強く「フランス革命の次は日本のジェンダー革命だ!」と呼びかけている。

「男女参画」2022年1月号/内閣府男女共同参画局 ©池田理代子プロダクション

特集では、作者の池田理代子さんに、『ベルサイユのばら』の漫画のファンだという男女共同参画局の林伴子局長がインタビュー。池田さんは、連載当時の女性の地位の低さや男女共同参画の実現に向けた思いを語った。

池田さんは1967年に漫画家デビュー。1972年に連載を開始した『ベルサイユのばら』で、男装の麗人オスカルを主人公にマリー・アントワネットやフェルゼンといった実在の人物を交えてフランス革命を描き、大ブームを巻き起こした。また、女性として生まれながら男性の心を持ったクローディーヌの愛と苦悩を描いた『クローディーヌ…!』という作品もある。