芸人だってツラいよ!トラブっちゃった座談会 #生きづらさを生きていく。©吉本興業
芸人だってツラいよ!トラブっちゃった座談会 #生きづらさを生きていく。©吉本興業

吉本興業が「社会を明るくする運動」啓発番組をBSで放送 「生きづらさ」を考える

吉本興業は2022年7月13日、同社と法務省が展開している「社会を明るくする運動」の広報啓発活動の一環として、「芸人だってツライよ!トラブっちゃった座談会 #生きづらさを生きていく。」を衛星放送のBSよしもとで放送すると発表した。放送は7月17日、無料で視聴できる。

犯罪・非行からの立ち直りを支援

「社会を明るくする運動」は犯罪や非行を防止するために、法務省が提唱している。戦後の荒廃期に、犯罪者の更生や犯罪・非行の防止を図ろうと東京で始まり、現在の法務省が国民運動として全国で啓発活動を展開した。現在は毎年7月を「社会を明るくする運動強調月間」に指定し、さまざまな啓発イベントやPR活動を行っている。

今年のテーマは、前年に引き続き「#生きづらさを生きていく。」で、「生きづらさ」を抱えながら、前を向いて生きていくためには、何が必要なのかを考え、「生きづらい」と感じている人たちに寄り添い、再出発を後押しするような「包摂的なコミュニティ」の実現を訴えて行く。

吉本興業も2016年から運動に協力しており、トークイベントに参加したり、ユニークな啓発動画を制作したりするなどして、犯罪や非行からの立ち直り支援や、未然防止への協力を広く呼び掛けている。

エピソードや笑い交え、「自分らしさを否定しないで」

今回、放映される番組には、お笑いコンビ、パンサーの向井慧さんやブラックマヨネーズの小杉竜一さん、プラス・マイナス岩橋良昌さん、和牛の水田信二さん、フルーツポンチの村上健志さん、スパイク松浦志穂さんら吉本興業所属のお笑い芸人が出演。「そんなつもりじゃないのに誤解を招く」をテーマに、「自分の発言・行動がなぜかトラブルを招いてしまい、それで悩んでしまう」「望んでいないのに、トラブルを起こしてしまう」といった生きづらさを抱えている人たちについて、本人のエピソードや笑いを交えながら考えていく。

番組に出演するプラス・マイナスの岩橋さんは「生まれ持った個性は変えられないので、自分を否定しないでほしい。僕のエピソードを聞いて笑ってほしい」と話し、スパイクの松浦さんは「もし周りの友達がわかってくれなかったら、この番組を見てほしい。そして『生きづらいのは自分だけじゃないんだ』と思って」と呼び掛けている。

「芸人だってツラいよ!トラブっちゃった座談会 #生きづらさを生きていく。」はBSよしもと(265ch)で7月17日(日)午後7時から8時まで、無料放送。番組終了後は、YouTube吉本興業チャンネルやYouTube法務省チャンネルでも同時公開される。