画像:PRTIMES『たゆたう庭』 個展︓“海に還る” ショー・ギャラリー、ソルトレイクシティ 2014 © Motoi Yamamoto
画像:PRTIMES 『たゆたう庭』 個展︓“海に還る” ショー・ギャラリー、ソルトレイクシティ 2014 © Motoi Yamamoto

「多様な家族形態が認められる社会」に向けチャリティーオークション 支援団体が開催本日より

多様な家族形態が認められる社会の実現に向けて活動している一般社団法人「Famiee(ファミー)」は2022年1月17日、パートナーシップ証明書の発行サービスの開発、運営を目的としたチャリティーオークションを開催すると発表した。第一弾として、本日、2022年1月22日、マネックスグループの松本大CEOが提供した現代美術家、山本基氏のNFTアート作品を販売する。

幅広いパートナーシップ証明書を発行するために

Famieeは「多様な家族形態が当たり前のように認められる社会の実現」を目標に活動している団体で、2021年2月から同性向けパートナーシップ証明書の発行と、証明書を受け入れる企業や団体のネットワークの構築に取り組んでいる。現在、50を超える企業や団体が福利厚生制度や家族向けサービスの利用時に、家族関係を証明する書類としてFamieeの証明書を認めているという。

現在は、宣誓書に署名することで2人の関係確認を行う第2種パートナーシップ証明書を発行しているが、今後は2者間が契約を締結する第1種パートナーシップ証明書の発行サービスを行っていく。さらに夫婦別姓を貫きたい異性同士向けのパートナーシップ証明書や親子関係などを証明する家族関係証明書の発行も予定している。

しかし、こうしたサービスを開発し運営していくには現在の活動資金では足りず、資金を集めるためにNFTアートのチャリティーオークションを開くことになった。

それぞれの価値観が尊重される世の中に

第1弾となるオークションは2022年1月22日午後9時〜29日午後9時までの日程で開催。作品の提供者はマネックスグループの松本大CEOで、山本基氏の作品を出品する。NFTアートは、仮想通貨に使われるブロックチェーン技術を使ったデジタルアートのことで、データを改ざんできないため、作品の唯一性を証明できる。売買は仮想通貨で行われる。

オークションに出品されるのは、「たゆたう庭 (No.13)」と「たゆたう庭 (No.28)」の2作品。木の上に鉛筆とアクリル絵の具で描いた「渦巻」の作品を撮影した後に白黒反転させている。 今回の出品について、松本CEOは

「私はいつも、価値観は十人十色で、それぞれの価値観が存在できる・尊重されるのは大切だと考えている。他者のメガネを通してゆがめられるのではなく、ありのままの価値観が存在できるようにFamieeが頑張っている姿を見て、『私にできることがあれば応援したい』と思った 」

PRTIMES

と活動に思いを寄せている。

また、作者の山本基氏は

「妹が亡くなる前、『最期は自分の部屋で』と希望したが、当時は制度の壁などがたくさんあった。また、自分も夫婦別姓を希望し、妻とも事実婚の時期が長くあったが、紛争の続いていたイスラエルで展覧会を行う際、『もしものとき』のために日本の婚姻制度に合わせ、入籍に至った。『自分の大切な人の最期のあり方を自分たちで決められる』という世の中であってほしい」

PRTIMES

などとコメントしている。

オークションへの参加はFamiee NFTアート・チャリティ・オークション( https://charity.famiee.com/)へ。